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JPRSの技術者が著者となったRFCが発行

2016/03/01

2016年2月29日(米国時間)、JPRSの米谷嘉朗、慶應義塾大学の根本貴弘氏の共著によるRFC(RFC 7790: "Mapping Characters for Classes of the Preparation, Enforcement, and Comparison of Internationalized Strings (PRECIS)")がInformationalとして発行されました。

国際化識別子を使用する際、文字列の一致の判定を正しく行えるようにするため、標準方式に則って文字種別や互換文字の統一、正規化などの事前処理を実施する必要があります。そのための枠組みとしてPRECISフレームワークが、RFC 7564で定義されています。

このたび発行されたRFC 7790は、PRECISフレームワークを使用するPRECISプロファイル[*1]の設計者のためのガイドラインを提供します。

このガイドラインでは、ユーザーの入力と国際化されたアプリケーションプロトコルの間で適用可能な、いくつかのマッピングについて解説しています。具体的には、使われている地域・言語や文脈に依存する文字の大文字/小文字のマッピングや、区切り文字と特殊文字のための追加のマッピングなどについて解説しています。

RFC 7790
https://www.ietf.org/rfc/rfc7790.txt

■参考

*1. 国際化識別子を使うアプリケーションプロトコルが、PRECISフレームワークの提供するオプションをどのように使用するかを定義するドキュメント。通常は、当該プロトコルを定義するRFC。

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