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プレスリリース

2018年3月28日発表
報道関係者各位
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)

JPRSが『JPドメイン名レジストリレポート2017』を公開

- 汎用JPドメイン名の登録数が100万件突破、大規模災害時のインターネット継続利用に関する共同研究の成果報告書公開など -

 株式会社日本レジストリサービス(以下JPRS、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 東田幸樹)は、本日、JPドメイン名の登録管理業務に関する2017年の年次報告書、『JPドメイン名レジストリレポート2017』を公開しました。

 本レポートは、インターネット社会の基盤を支える高い公益性と競争力が必要とされるドメイン名の登録管理業務について、JPドメイン名のレジストリ(登録管理組織)であるJPRSが、その活動内容を広く一般に公開することがインターネットの一層の健全な発展に資することになるとの考えに基づき、2004年より毎年公開しているものです。

 JPドメイン名の登録数については、日本に住所があれば個人や組織を問わず登録でき、登録できる数に制限のない汎用JPドメイン名が、2017年9月1日付で100万件を突破しました。JPドメイン名全体では、2018年1月1日付で1,495,477件となり、2017年1月1日時点と比較して40,841件の増加となりました。その後、2018年2月1日付で初めて150万件を超えています。

 JPRSは、2017年もJPドメイン名の登録管理サービスを支える「信頼性」「安定性」「利便性」「経済性」の四つの柱のバランスを適切に保ちながら、それぞれをより高度なものにすることに努め、さまざまな取り組みを行いました。

・利用しやすいサービスへの取り組み

 JPドメイン名をより利用しやすいものとするため、JPRSではサービス改善の取り組みを継続して行っています。2016年にサービス概要及び登録受け付けスケジュールを発表した学校名の日本語JPドメイン名については、学校関係者の方々から意見を募集し、教育現場の実態に沿ったサービスとなるよう登録に関するルールの改善などを行った上で、2017年10月に同時登録申請の受け付けを開始しました。

・JPドメイン名のレジストリの知見を活かした取り組み

 国内外のイベントや会合において、ドメイン名やDNSに関連する情報発信、理解促進のための活動を2017年も引き続き実施しました。また、JPRSの技術者が共著者となったRFCが発行されるなど、インターネットに関わるさまざまなコミュニティとの連携を継続し、積極的な貢献を行いました。

・インターネット教育支援に関する取り組み

 教育現場におけるインターネット関連教育の必要性が高まる中、インターネットの仕組みについて学べる小冊子を全国の教育機関へ無償配布する活動は8年連続での実施となりました。2017年は、近年のインターネット利用動向を踏まえた改訂も行い、8年間での配布数は24万冊を超えています。また、株式会社学研プラスによる小学生向けの漫画学習教材『インターネットのひみつ【新版】』の制作にも協力し、全国の小学校と公立図書館への寄贈を行った他、中学・高校生によるWeb作品制作コンテストでのドメイン名の無償提供や、高校生のキャリア教育を目的とした企業訪問学習への協力を行いました。

・インターネット基盤への信頼や安定に関する取り組み

 サービス継続性の確保と運営基盤強化のための取り組みについては、2017年も引き続き実施しました。特に、東京の罹災を想定した実践的な訓練など、サービスのより迅速な復旧への準備を進め、拠点以外においてもサービスを継続できるようにするための環境整備を続けています。加えて、2017年には研究・開発を主な目的とするgTLD「.jprs」を活用し、大規模災害時のインターネット継続利用に関して電力系通信事業者8社と実施してきた共同研究について、その成果を報告書としてまとめ、公開しました。

 JPRSは、今後もネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献するため、よりよいサービスの提供に努めてまいります。


■株式会社日本レジストリサービス(JPRS)

https://jprs.co.jp/

 ドメイン名の登録管理とドメインネームシステム(DNS)の運用を中心としたサービスを行う会社。2000年12月26日設立。JPRSはネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献することを企業理念として活動しています。


■参考URL

  1. 『JPドメイン名レジストリレポート2017』公開のお知らせ
    https://jprs.jp/whatsnew/notice/2018/20180328-registry-report.html
    (2018年3月28日公開)

  2. JPRSの発表文書
    1. JPRSが「第19回全国中学高校Webコンテスト」に協賛し、JPドメイン名の利用体験を提供
      https://jprs.co.jp/press/2017/170220.html
      (2017年2月20日公開)
    2. JPRSが「インターネットの仕組み」を学べるマンガ小冊子をリニューアルし全国の教育機関に無償配布
      https://jprs.co.jp/press/2017/170515.html
      (2017年5月15日公開)
    3. JPRSの技術者が著者となった標準化過程(Standards Track)RFCが発行
      https://jprs.co.jp/topics/2017/170726.html
      (2017年7月26日公開)
    4. 汎用JPドメイン名の累計登録数が100万件を突破
      https://jprs.co.jp/press/2017/170904.html
      (2017年9月4日公開)
    5. 学校名の日本語JPドメイン名の同時登録申請の受け付けを開始
      https://jprs.co.jp/press/2017/171002.html
      (2017年10月2日公開)
    6. JPRSが北海道北広島西高等学校の訪問学習に協力
      https://jprs.co.jp/topics/2017/171027.html
      (2017年10月27日公開)
    7. JPRSおよび電力系通信事業者8社が共同研究の成果を公開
      https://jprs.co.jp/press/2017/171031.html
      (2017年10月31日公開)
    8. JPRSが「学研まんがでよくわかるシリーズ」の『インターネットのひみつ【新版】』を全国の小学校と公立図書館に寄贈
      https://jprs.co.jp/press/2017/171219.html
      (2017年12月19日公開)
    9. JPドメイン名の累計登録数が150万件を突破
      https://jprs.co.jp/press/2018/180202.html
      (2018年2月2日公開)


■本件に関するお問い合わせ先

株式会社日本レジストリサービス(JPRS)広報宣伝室
TEL: 03-5215-8451 FAX: 03-5215-8452
E-mail: press@jprs.co.jp
https://jprs.co.jp/
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1千代田ファーストビル東館13階

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