委員会資料
第78回JPドメイン名諮問委員会議事録
株式会社日本レジストリサービス 第78回JPドメイン名諮問委員会 議事録
1. 日 時: 2025年5月28日(水) 15:00~15:39
2. 場 所: 株式会社日本レジストリサービス 東京本社 会議室
東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館12F
3. 出 席 者: 浦川伸一 委員長
金子宏直 副委員長
小川義隆 委員
鎌田俊介 委員
曽根秀昭 委員
長田三紀 委員
藤嶋久 委員
4. 同 席 者: 宇井隆晴 (JPRS 取締役)
遠藤淳 (JPRS 事務局)
5. 次 第:
1. 開会
2. 議題
(1) 第13期JPドメイン名諮問委員会 委員長及び副委員長の選任
(2) JPドメイン名の概要とドメイン名を取り巻く状況について
(3) その他
3. 閉会
6. 資 料:
資料1 第13期JPドメイン名諮問委員会委員一覧
資料2 JPドメイン名の概要とドメイン名を取り巻く状況について
参考資料1 JPドメイン名諮問委員会規則
参考資料2 プレスリリース「JPRSがAC.JP/ED.JPドメイン名の仮登録期間
を延長」
参考資料3 プレスリリース「JPRSがダークパターン対策協会に入会」
参考資料4 プレスリリース「JPRSがIIJのクッキー同意管理ツール
『STRIGHT』の販売を開始」
7.議 事:(◎は委員長、○は委員、●はJPRS取締役及び事務局)
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<開 会>
《出席状況の報告》
●第13期委員会の初回であるため、第13期委員の選任の経過をJPRSより報告する。
●2025年2月18日に開催された第77回諮問委員会にて、第13期委員の推薦書が確
認され、同日付けでJPRSに提出された。これを受け、JPRSでは、3月10日に開催
された取締役会にて、第13期委員7名の任命を決議した。
諮問委員会は7つの団体・分野から選出いただいた委員で構成されるが、第13期
では、インターネットサービスプロバイダー分野の委員が交代された。前任の
大津康治様がご退任され、後任としてニフティ株式会社の小川義隆様にご就任
いただいている。
その他の6つの分野・団体については、前期委員を務められた皆さまに、引き続
き第13期委員としてご就任いただいている。
なお、2025年4月1日付けの総務省人事異動にて、総務省 総合通信基盤局 電気通
信事業部 データ通信課長が恩賀一様から鎌田俊介様に交代となった。
日本国政府の分野については、定期的な人事異動を考慮し、個人名でなく、デー
タ通信課長という所属/役職で推薦いただいており、異動の際には後任の方に就
任いただくこととなっている。新しくデータ通信課長に就かれた鎌田俊介様には
就任の承諾をいただき、4月18日付で委員にご就任いただいた。
以上、第13期委員の選任について報告した。これを踏まえ、本日、第13期委員会
の初回として、第78回JPドメイン名諮問委員会の開催に至っている。
●本日の委員会には、7名全員の出席をいただいている。従って、JPドメイン名
諮問委員会規則第13条に規定されている、開催に必要な定足数の「委員の過半数」
を満たしていることを報告する。
本日、JPRSからは、宇井隆晴と遠藤淳が同席する。
<議題(1) 第13期JPドメイン名諮問委員会 委員長及び副委員長の選任>
●委員長及び副委員長の選任に先立ち、委員の皆さまに自己紹介をいただきたい。
[委員各位による自己紹介]
●それでは、議題である「第13期JPドメイン名諮問委員会 委員長および副委員
長の選任」をお願いしたい。諮問委員会規則第7条に従い、委員長、副委員長に
ついては、委員各位の互選となっているため、委員の皆さまの意見をいただきた
い。いかがか。
○委員長には経験豊富な浦川委員を推薦したい。
●浦川委員という意見が出たが、他の委員からのご意見はいかがか。
○全委員賛成
●委員長をお引き受けいただけるか。
○謹んでお受けする。
●浦川委員が委員長に選任された。続いて、副委員長の選任についても、委員の
皆さまのご意見をいただきたい。
○副委員長は金子委員にお願いしたい。
○全委員賛成
●副委員長をお引き受けいただけるか。
○謹んでお受けする。
●金子委員が副委員長に選任された。委員長、副委員長が選任されたので、ここ
からは議事の進行を浦川委員長にお願いしたい。
<議題(2) JPドメイン名の概要とドメイン名を取り巻く状況について>
◎JPドメイン名の概要とドメイン名を取り巻く状況について、事務局より説明い
ただきたい。
[事務局より資料について説明]
- 資料2 JPドメイン名の概要とドメイン名を取り巻く状況について
- 参考資料2 プレスリリース「JPRSがAC.JP/ED.JPドメイン名の仮登録期間
を延長」
◎新gTLDプログラムの2026年募集についての説明があったが、すでに日本国内で
様々な企業から問い合わせなどはあるのか。
●申請を検討している企業などの声はJPRSとしても伺っている。JPRSの指定事業
者の中でも、募集に向けた報道発表を行うなど、積極的にビジネスとして取り組
まれている事業者もいる。
◎評価料がそれなりに高いが、それでも申請を検討している企業はいる状況であ
ると理解した。
●2012年募集の際も「評価料が高いのではないか」という話があり、「ICANNの
コストがかかるのもわかるが、もう少しリーズナブルにしよう」という議論も
あったが、結果としてはさらに金額が高くなっている。そのコスト観が受け入れ
られるかどうかが一つの大きなハードルだろう。
今後、グローバルにどのようなニーズが出てくるかは2026年募集が始まってみな
いとわからないが、JPRSから見えている範囲で言えば、「.com」や「.net」など
のように広くサービスをするためというよりは、企業によるブランドの活用に
TLDを利用できないかという検討をしているところが、前回よりも増えていると
いう印象を受けている。
<議題(3) その他>
◎本日、議題としては以上だが、事務局から情報共有があると伺っている。
●2025年5月13日及び14日にJPRSが行った報道発表について、委員の皆さまには
すでにご報告済みではあるが、改めて紹介する。
[事務局より資料について説明]
- 参考資料3 プレスリリース「JPRS がダークパターン対策協会に入会」
- 参考資料4 プレスリリース「JPRS がIIJ のクッキー同意管理ツール
『STRIGHT』の販売を開始」
●補足すると、インターネット上の課題に対して、JPRSとして取り組んでいける
ものがあるのか、という検討の中のアクションの一つとして見ていただきたい。
「ダークパターン」という言葉自体にまだ明確な定義はないが、ダークパターン
対策協会が典型的な事例や注意事項をガイドラインとして出したり、きちんと対
応している組織を認定したりしており、この動き自体は非常に健全だと考えてい
る。JPRSとしてもそういった動きに貢献できるよう、クッキー同意管理ツール、
つまり個人情報の保護が本人の同意の下で適切になされる形を担保するための
ツールの提供を開始した。関連する話題は他にもたくさんあり、どこまで取り組
むかは今後検討していくが、こういった取り組みも始めているというご紹介であ
る。また、この話題や周辺の議論を含めて委員の皆さまから情報提供をいただき、
JPRSの活動検討の材料にさせていただければと思う。「諮問委員会」では、諮問
をして、答申を返すという形が基本にはなるが、このような情報提供を相互に行
う中で、様々な議論の中から新しい発見ができるとよいと考えており、よろしく
お願いする。
《今後の予定について》
◎第78回JPドメイン名諮問委員会の議事は終了とする。
次回の諮問委員会については、また後日事務局より案内する。
<閉 会>